運用成績を評価するスキル(8) [投資法 : 全体]
バックテスト結果も含めて、運用成績を見るときにはデータの量と質を確認することが大事です。
データの量とは、対象となっているトレードの回数や期間などです。トレード回数が多く、期間も長い方が信頼性が高いと考えられます。
例えば、トレードが10回しかなく、8勝2敗という結果だったら、勝率80%と言えるでしょうか?
もちろん、言えませんね。トレード回数が少なくて、相対的に誤差が大きすぎるからです。トレード回数は1,000回くらいあるとよいのですが、ネット上で販売されているトレードシステムでこれを満たしているのは少ないようです。
また、データの質とは、どういう相場を含んだデータか、ということです。強い上昇トレンド、弱い上昇トレンド、ボックス相場、・・・いろいろありますが、ショック相場を含んでいるかどうかは大きなポイントです。
ショック相場は経済危機などの時に、一方向に急激に変化する相場で、不利なポジションを持っていると一瞬で大きな損失を抱える危険性が高いです。サブプライム、リーマンショックなどは、その例ですね。
タグ:運用成績の評価