運用成績を評価するスキル(4) [投資法 : 全体]
ペイオフレシオによって、利益と損失の発生の仕方が異なります。(ペイオフレシオとは、利益幅の平均を損失幅の平均で割った値。)
ペイオフレシオが1.0前後の場合は、利益も損失も同じような大きさで発生します。トータルで利益を貯めていくためには、勝率を50%よりずっと大きくする必要があります。
ペイオフレシオが1.0よりずっと大きい場合(例えば2.0とかそれ以上の場合)は、いわゆる“損小利大”のスタイルです。勝つ時には大きく勝つが、勝率が低くなりがちです。損切りを繰り返すことに耐えられるかどうかがポイントです。
ペイオフレシオが1.0よりずっと小さい場合(例えば0.5とかそれ以下の場合)は、こつこつ小さな利益を貯めて、たまに大きく損するスタイルです。勝率は高いので、その点はストレスが無いのですが、たまにやってくる大き目の損失に耐えられるかどうかがポイントです。
ペイオフレシオは“こうでなければならない”というものはありません。どのスタイルでも、一定以上の勝率があればトータルで勝てます。自分の好みに合わせて選べば良いでしょう。
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